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事務所概要
1951年兵庫県神戸市生まれ
1976年大阪工業大学建築学科卒 (増田研究室)
1976年
~1986年
(株)まさみ建築事務所
1987年永森建築設計事務所設立
商号永森建築設計事務所
所長永森 靖二(ながもり やすじ)
所在地〒672-8030
姫路市飾磨区阿成植木1003
はらだビル3FA号
TEL079-231-5531
FAX079-231-5564
e-mailinfo@ynagamo.com

『自然素材』
シックハウス症候群で悩む人々が増え社会問題となった昨今、家作りの考え方が少しずつ変化しているように思えます。行政が動き、ホルムアルデヒドの削減など、法律で厳しい規制が行われました。 しかし、使用材料の改良が進んでも、石油系の加工品であることに変わりはなく、それが体に本当に害が無いとは言い切れません。それに引き換え、自然素材は古くから世界中で愛用されており、現在では体に優しい材料として、人気を集めています。 無垢の床材は、建物に調湿効果を与え過ごしやすい空間を提供してくれます。また、漆喰や珪藻土などの塗り壁にも、同じように調湿効果があり、健康で体に優しい快適な家を創るのに役立ちます。 建物全体に自然素材を利用するのが難しい場合であっても、少しでも自然素材を使用することを心がけて設計しています。

『光と風』
『光』と一言で言っても、自然光と直射日光、西日や北窓の光など同じ光であっても、建物内に取り入れるべき光と、遮るべき光が存在します。 さらに、光を取り入れたい部屋と、そうでない部屋についても考えを巡らせる必要があります。同じように、風の通り抜ける家は、夏には快適ですが、冬は寒い印象を与えます。 そこで我々は、優しい自然光を取り入れるために、『ハイサイドライト』を設けたり、西日や目線を遮る『ルーバー格子』 を用いたりと、必要な部屋に必要な光を取り入れるための工夫を図っています。 風が建物内を通り抜けるように、各部屋には必ず2ヶ所以上の開口を設け、『風が通り抜ける道』を創っています。

『照明効果』
建物のもう1つの顔は『夜』にあります。どのご家庭でも家族が団欒する時間は夜が多く、夫婦の語らいの時間、プライベートな時間など、落ち着いた時間を過すのは決まって『夜』になります。 快適な建物は、夜の顔も美しくありたいものです。そこで我々は、照明効果を、建物を設計する上で最も大切な要素の一つと位置付けています。 ただ単に照明器具を選ぶのではなく、光を必要な箇所に置いて行くように考えることで、様々な印象を空間に表現しています。